課題背景
航空機の尾翼周り全周を効率的に点検できる作業台が求められていました。
さらに、使用しない際には分割して保管できる仕様も必要とされており、運用面と保管面の両方で柔軟な対応が課題となっていました。
提案内容
尾翼を左右から挟み込む構造を採用し、尾翼の全周にアクセスできるよう設計しました。
さらに、作業台を3階建てにすることで、高さの異なる点検箇所にも対応可能にしました。
また、分割部分にはガイドピンとファスナーを使用し、工具を使わずに素早く着脱できる仕様を導入しました。
この設計により、設置や保管の手間を大幅に削減しました。
導入後の成果
尾翼周辺のほとんどの箇所に手が届くようになり、点検作業の効率が大幅に向上しました。
また、大型の作業台にも関わらず、左右の作業台の連結や分割作業は3~4名で数分以内に完了でき、運用の利便性が飛躍的に向上しました。