課題背景
タンカー船に油を搬入する際には、3回程度の確認作業が必須となっており、全体の作業に半日を要していました。
この作業は一人で行う必要があり、従来のタラップ（昇降設備）を設置するのは不可能な状況でした。
そのため、作業効率を向上させ、一人で運用可能な設備の導入が求められていました。
提案内容
設置・収納作業を一人で可能にするため、桟橋にアルミ製の可動式梯子タラップを採用しました。
この構造により、桟橋から船の甲板へ直接梯子タラップを下ろせるよう設計しました。
さらに、船の高さが潮の満ち引きや油の量で変動する際にも対応できるよう、角度調整を不要にする可動式の設計としました。
導入後の成果
導入された可動式梯子タラップにより、設置作業に必要だった二人分の人員が不要となり、一人で作業を完結できるようになりました。
これにより、好きな時間に効率よく作業が行えるようになりました。
また、従来のタラップは潮の満ち引きや船の高さ変動に合わせた角度調整が必要でしたが、この課題も解消され、作業の手間が軽減されました。
