
History
lucanoの開発スタートは
2007年。
その当時、脚立はアルミ色であるシルバーがほとんどで、見た目から無骨さが目立ち、
スタイリッシュな空間や日々の生活空間では調和しない存在でした。
そこで、まず長谷川工業では空間を損ねない「黒の脚立」を発売。
脚立=シルバーという従来の概念を大きく覆しました。
この発売をきっかけに、どんな空間でも合うデザイン製品の開発に着手。
家庭で利用される脚立を徹底的に調査した結果、家庭で使う時多くの場合が
脚立を使わず椅子を利用していることが分かりました。
椅子を使う一番の理由は、椅子が不安定で危険とわかっていても、
脚立は押入れや物置に収納されており、取り出すことが面倒ということでした。
その結果に日頃から使用時の事故防止を考えるメーカーとして、この事実を変えたく、
「脚立の利用率をあげるために、すぐに使える場所に置いておけるような、
部屋に置いていても違和感がない製品を提供したい」という答えに繋がりました。
そこから“出しっぱなしに出来る脚立”=「隠さない脚立」を開発コンセプトに、
プロダクトデザイナー村田智明氏が主宰するデザインコンソーシアム・ブランド
“メタフィス”とプロダクトの共同開発を開始。
外観からビスを一切見せず、支柱とステップの断面を三角形にして視野に入る面数を少なくし、
シンプルな印象を生み出すデザイン、折りたたみ自立する姿も美しく設計されたlucanoが誕生しました。
